sora-0812の日記

わたし、捨て子なんです(^^;)

わたしの生い立ち④

『河童』

 

わたしは、生まれた時から、髪の毛が太くて多い。

 

母は、細くて少ない。

今は、ほとんど毛が残っておらず、禿げていて、かつらを使用している。

 

 

余談だが、

夫も髪が少ない。

 

そんな夫から、

『最近、髪が薄くなってないか?』と言われていた。

しかし、髪が少ない夫は、わたしの髪が羨ましくて、異常に反応してるんだ、

 

と思って、あまり気にしていなかった。

 

でも、あんまりしつこく言われると、気になってくる。

お風呂場の脱衣室を見ると、床が白いせいもあり、長い抜け毛が目立って増えているように思う。

 

それもあって、よく見ると、

わたしの抜け毛が確かに多くなっている。

 

年を重ねると、母親に似てくる…

 

たしかに、周りを友達を見ていると、

どんどんお母さんに似てきている。

 

わたしもヤバいかも、と思い始めていた。

 

でも、それは

違ってた。

そもそも、わたしと母は、

赤の他人だから、似るわけない、

 

 

子供のころを思い出す。

 

母は、わたしの髪が延びるのを、異常なほどに嫌った。

 

お友だちは、髪を延ばして貰って、三つ編みしたり、編み込んだり、

可愛いリボンをつけて、すごく可愛かった。

短髪の子もいたけど、おしゃれなカッコいいカットして貰ってた。

 

わたしは、

 

『河童』

 

男の子たちに、虐められた。

 

みんなから、『河童』と呼ばれる。

 

母がハサミを買って来て、家で散髪される。

いつも、泣いてた。

切りたくない、

みんなから虐められる、

 

前髪は、眉のずっと上で、まっすぐ切られて、

横も後ろも、跳ね返るくらいの長さで、

まっすぐ切る。

 

ほんとに、誰が見ても

 

『河童』

 

母に、虐められるから、切らないで欲しい…

と、泣いて懇願したことがあった。

 

それでも、切られた。

 

『自分で、手入れできないんだから、こうしといたら、清潔なんよ』って。

 

わたしの顔を見て

泣いてるわたしを見て

 

笑ってた、

 

 

鬼、

 

 

大人になったわたしは、髪を延ばした。

長くながく、

ストレートパーマあてたり、

ソバージュしたり、

染めて、メッシュ入れたり、

いろんなことした。

 

 

そして、絶対に髪を切らなくなった。

 

母への恨み、

 

 

今は、バッサり切りました。

 

おばさんになりましたから、

手入れも大変ですし、

 

 

少しづつ、心が穏やかに整理されてきてます。