sora-0812の日記

わたし、捨て子なんです(^^;)

父と50年ぶりの再会⑩

宝石のような野菜

 

 

つづきを、書くのが止まってました。

 

心が、なかなか落ち着かず、

上がったり下がったりで、

50年間、ずっと会いたかった父に会えたのに、

じつは、義理の父だということがわかり、

混乱

 

(義理の父が、3人いるため、義理の父①と、書きます。)

 

義理の父①に対して、

『感謝』したり、

『恨んだり』を繰り返していて、

 

戻ってから、お礼の手紙を書くことに、

躊躇しています。

 

今は、心から

 

『ありがとう』

 

と、言えないので。

 

義理の父①は、わたしが、2才~今までどのように育ち、

どれほど辛い思いをしたかを、全く知りません。

 

知っているのは、

可愛かった赤ちゃんの時の、『みゆきちゃん』

 

そして、最近になって、突然会いたい…とやって来た

おばさんになった『わたし』の姿と、わたしの今の夫と、わたしの職業。

 

(義理の父①から、見た今のわたしは、仕事も安定し、普通に結婚して、孫にも囲まれ、幸せで、なに不自由ない生活を送っている印象だと思うし、

それ以上の関心もなかったように感じた。

ただ、会話の中で『よく非行に走らず真面目に育って』と、言った。

『そんなことないんだよ。』と言わなかったわたしもいるが…)

 

逆に、義理の父①の苦労話を聞いた。

 

自営業してたけど、、倒産して、多額の借金で夜逃げしてね~、

息子は仕事を転々として、最近離婚して、

福井県に戻ってきたたころでね~

自分は、癌があちこちに転移してて、明日もあるか、

とか、

 

わたしは、仕事柄もあって、義理の父①のこと、興味深く聞いたせいもあり、いろいろ話をしてくれた。

 

義理の父①も、もしかしたら、

わたしに興味があっても、

男の人だから、

なんでもかんでも、

聞いて失礼にならないかとか思っていたのかもしれない。

 

どぢらにしても、義理の父①を恨むより、

すべては、わたしの本当の母と

毒親(偽母)のせいで、

わたしと、義理の父①がこんな残酷で哀しすぎる対面をしている。

 

 

わたしと、義理の父①は、

 

初対面の

『赤の他人』

と同じですもん。

 

 

何も知らなかったとはいえ、義理の父①に申し訳ないことをしたとも思っている。

 

でも、義理の父①は、

わたしの出生の秘密をこれ以上は、語ってくれなかった。

わたしの本当の母を知らない、と言った。

しかし、わたしの出生届は、役場に提出したのは、この義理の父①だ。

 

後にわたし知ることになるが、

出生証明書を誰が書いたか知ってたはず。

なので、

 

ただ、わたしの毒親(偽母)から頼まれて仕方なく、わたしを自分の戸籍に入れた…は、おかしい。

 

なぜ、嘘をついてるんだろか、

 

わたしのこと、教えてよ。

わたしは、誰の子供で、何があったん?

叫びたくなる、

今もまだ、この衝動を押さえるのに、必死で生きてるわたしのこと考えてほしい。

 

 

でも、

義理の父①へ心から感謝したいこともある。

 

理由はわからないが、

おそらくだけど、わたしの本当の母は、わたしを生んだけど、育てることもできない環境にあった人。

貧困、親の反対、父がわからない子

死、病気、

 

このように、なんらかの事情はあったから、わたしをあげたか、売ったのでしょう。

 

そこで、気の毒だと思い、

わたしを戸籍に入れてくれた。

そのお陰で、わたしは無戸籍にならず、親に捨てられたことを知らないまま育って来れた。

 

それと、

 

再会した次の日の朝…

 

ホテルのスタッフの人から、

 

『お父さんから預かりものがあります。早朝6時に持って来てくれて、娘に渡してほしいと言われてました。』

 

って、

 

箱の中には、父が趣味で作っている『野菜』が、綺麗に詰め込まれていた。

 

ピカピカ光った野菜…

 

こんなに綺麗な野菜を見たことがない。

 

筆で書いたとても達筆なお手紙も添えられていた。

 

みゆきさんへ

昨日は遠いところ、会いに来てくれて、とても嬉しかった

素人が作った粗末なものだけど食べてください

 

と、書かれていた。

 

 

隣にいた夫が、この野菜と手紙を見て

 

泣いてた、

 

わたしも泣いた、

 

 

わたしが、生きてこれたらのは、

義理の父たち3人が、

 

哀れな女二人(わたしと、偽母)を助けてくれる優しいこころを持ち、

 

みんな温厚で、広い心をもった

『いい人』

ばかりたったからだと思った。

 

 

義理の父①は、今はどうしてるだろうか、

入院して手術をすると言ってた

とっても、気になって心配だけど

 

わたしは、他人だから、

ここで祈るしかない。

悲しい。

 

 

わたしの心から感謝を伝えられるように

心が安定したら、

 

恨み言を捨てて

 

 

感謝の手紙を書こうと思う。

 

 

なにより、野菜のお礼を書きたい。

 

全身癌で犯されてる身体で、

わたしのことだけを思って

朝早く摘みに行ってくれた

 

温かい気持ち、

 

本当に心から嬉しかったから。

 

 

こんなわたしのために、

ありがたかったよ。

 

 

つづく。

 

ぼちぼち書いてます☘️